季節のお便り_寒中お見舞い申し上げます

季節のお便り・・・一月「寒中お見舞い申し上げます」(2021.01.08)

寒中お見舞い申し上げます。
果樹園には少ないながらも雪が降り積もり、静まり返った一年の始まりを迎えていますが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

振り返れば昨年は、暖冬に始まり、春の低温、梅雨時の豪雨、長雨、酷暑と、果樹にとって決して良い気象条件とは言えませんでした。結果、果実肥大は劣り、形は不揃いで、りんごのつる割れ(裂果)、桃の核割れが多く見受けられました。昨年の暖冬の影響か、カメムシの吸汁被害も多発しましたし、野鳥による食害も看過できないものとなりました。さらに、母のケガによる労働力の不足といったことも加わり、様々なレベルでの、小規模農業(家族労働力を主としている農業)が負うリスクを経験し、限界を痛感しました。
こうした状況の中、皆様には何かとご不便、ご迷惑をおかけしたことと存じます。お詫びと、変わらず支えて下さったことに心より感謝申し上げます。

新年を迎え、ほっとした折、数年前に新聞で読んだ「小農業」「家族農業」というキーワードを思い出しました。今更ながら、ネットで調べたり、本を取り寄せたりしました。日本の農政は、「大規模化」「機械化」により「競争力」をつけさせることが前提となっていますが、果たして競争は食の安心、安全を保障するのか、環境負荷を軽減させるのか、消費者の利となっているのか、家族農業の価値や可能性は(持続可能な開発目標の要となる、等)、などなど、いろいろと考えさせられましたが。
文字を追っているうちに、十数年ほど前、このお便りを作るにあたって、「りんごや桃の品種」「有機質肥料の使用や減化学合成農薬といった環境へ配慮した農法」「剪定や摘花/摘果などの、品質を向上させる技術」のうち、いずれかは欠かさずに書くようにしよう、そして皆さんの果物に対する思いをお聞きしようと決めたことを思い出しました。規模を拡大し、機械化し、価格や品質を他者と競うのではなく、支えて下さる皆様とともに、ふくわらびらしいりんご、楽しめる果樹園を作りたい、との思いでした。
これは今でも変わっていません。苗木を植える場所に頭を悩ましたり、肥料の請求書を見てびっくりしたりもしますが、家族農業だからこそできること、作れるものを大切にしていきたいと考えています。

今年も、皆様に楽しんでいただける果樹園を目指して、努力していきたいと思っています。ご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます。

「奥州ロマン」(りんごの新品種)

一昨年、「奥州ロマン」という品種が発表されました。購入単位が20本から、というもの。
20本というと、小さな果樹園にとっては金額的にも、面積的にも負担が大きく、失敗した場合のことを思うと、容易に購入できない単位です(これまで、たくさんの品種で失敗しましたから)。そこで、まずは試食を、と思い果実を取り寄せてみました。
いざ、食してみると、「もりのかがやき」によく似ている。「もりのかがやき」は、とても好きなのですが、年や地域によって内部が茶色くなってしまうので、栽培をあきらめた品種です。
ここで「奥州ロマン」が不味ければ、すっきりとあきらめもつくのに…、と思いながらカタログを眺める秋の一日でした。

お詫びとお礼

母が怪我をしたことにより、皆様には、これまでとは勝手が異なったり、何かとご不便をおかけしたことと存じます。お詫び申し上げます。

「その節は、皆様から温かい励ましやお見舞いの言葉を頂き、ありがとうございました。改めて、このりんごづくりが皆様に支えられていることを思い、治療、回復の励みとなりました。まだ、身のこなしや歩き方などはぎこちないものの、春からはまた、果樹園にでたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。」(母より)

有機質肥料の特性と剪定のこと

これは、以前、肥料屋さんにお聞きした話です。
「有機質肥料は、徐々に分解し、効果を発揮していくもの。(即効性の化学肥料とは異なり)ひとたび、全て分解され、切れてしまうと、次に分解されて効き始めるまでに時間がかかるので、樹勢の維持等を考えると、肥料を切らしてはならない。」
果実が完熟するには、収穫時には、肥効が切れていることが理想だと思われます。だからといって施肥量を減らせば樹勢は落ちて、弊害が出る。本当に気難しいものだと、常々、感じてきました。

これから三か月ほどの間、剪定作業に入ります。
先生の言葉を思い出しつつ、樹一本一本に向き合う時間です。
この数年は「少肥で強剪定」を意識してきましたが、今年は少々、勝手が異なります。
昨年の気候のこと、樹勢や作柄から、肥料の内容や施肥量を見直しました。良い結果となればよいのですが、効きすぎれば樹が強勢になりすぎて、かえって味が落ちる可能性もあります。
肥料の性質や量をも考慮しながら、樹勢をコントロールし、果実品質を向上させる、そんな剪定技術を習得したい、そう願っています。

余談ですが、今シーズンは、有機質肥料(動物性)の内容を変更しました。すると、その肥料を食べに来るのか、果樹園には朝からカラスの群れ。ちょっと怖い風景です。

ふくわらびのくだもの−りんごのご案内-

りんご、在庫ございます

現在、冷蔵庫には「ふじ」を貯蔵しています。12月までの果実と比べ、小ぶりとなります(220~270g)。よろしければ、どうぞご利用ください。

‐ りんご価格(ふじ) ‐

ご自宅用(5k箱、16~18玉入り) 2,900円
ご自宅用(3k箱、12~13玉入り) 2,250円
※18玉サイズの在庫が無くなりましたら、20玉サイズ(20玉入り、2,500円/5k箱)のお届けとなります。

- 加工品(ジュース、ジャム) -

ジュース、ジャム、遅くなりましたが、それぞれご用意できました。どうぞご利用ください。

りんごジュース(すりおろし果肉入り) 750円/1L
りんごジュース(ストレートタイプ) 750円/1L
りんごジャム(紅玉) 430円/200g
りんごジャム(ひめかみ) 430円/200g
りんごバタージャム(ふじ) 540円/200g
ブルーベリージャム 750円/200g

- 送料 -

送付先1箇所につき、1箱800円、2箱900円、3箱以上1,100円。

-お断り-

- 貯蔵りんごについてお願い -

りんごは、蜜入りを確認してから収穫していますが、収穫から時間が経ちますと蜜は見えにくくなります(「蜜」はソルビトールと水ですが、果糖に変化するそうで、「蜜が散る」とかいいます)。
また、収穫から時間が経ちますと、どうしても内部の傷み(内部褐変)が進みます。故障果を除く努力しておりますが、何分、外観からは傷みが判断できません。混入する可能性もございますが、ご容赦下さい。

□りんごの保存方法

りんごは、温度の変化を受けたり、暖かいところに置かれると、急速に鮮度が失われます。袋に入れ、冷蔵庫(0℃ないし少し高め)に入れるなどして頂くと、貯蔵性があがります

- ご自宅用りんごについて -

ご自宅用りんごの箱には、全てではありませんが、多少の傷や変形果、そして化学合成農薬を減らした結果の虫害や病斑がついたものが混ざります。予めご了承ください。

ご注文/お問い合わせ先

 福蕨(ふくわらび)
 509-3206 岐阜県高山市久々野町山梨88-14
 TEL 0577-52-2494 / FAX 0577-52-2994
 e-mail hukuwarabi@hidatakayama.ne.jp
 url http://hukuwarabi.net

お願いー新型コロナウイルス感染症対策ー

飛騨地域でも新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念されます。 当園は、小規模な家族経営ですので、感染対策も尽くせるかどうか、定かではありません。(消毒液やマスクは準備しておりますが。) どうぞご注文は、お電話やファックス、メールにてお願いしたく存じます。

2021年01月08日