_果樹園の記録

ふじの人工授粉をする日々(2011.05.17)

ようやく「ふじ」の中心花も咲き揃いました。
今春は、天候に恵まれ、暑すぎず、寒すぎない毎日に、ミツバチも頑張って仕事をしてくれています。
私たちも、毎日、開花の状況を見ながら、授粉作業に追われています。


授粉の準備

人工授粉は、写真(↓)のように、梵天と呼ばれる、水鳥の羽毛を集めたもので行います。

使う花粉は、当園では購入します。
生産者によって、あらかじめ花粉を採取される方もおられます。

花粉は、葯の状態で保存され、販売されています。そこで、花粉精選機にて、花粉を取り出します。
その際、石松子にて希釈します。

今年は、梵天に、30cm程、柄を着けてみました。
歩いた状態でも、一花でも多く、授粉できるように、しかし梵天に花粉を含ませるのに支障が無い程度に、と思い、これぐらい(↓)のものにしてみました。
結構、よかったです。


今年は何かがおかしい・・・

それにしても、今春は、何かがおかしい。
庭の花木、あるいは花の苗も、調子悪く。
バラなども凍みたようで、枯れてしまいました。
りんごも、高標高地の方になればなるほど、調子悪く、おかしい状況なのです。
次のような現象が見られました。

先端の枯れ込みがあちこちで見受けられました。

中心花があがってこない花巣もちらほらと。弱小芽は、それはそれであるのですが、どうもおかしい。

枝によっては、まったく化けてしまったり。(花芽に見えたのに、実際は咲かなかったものを、こう表現しています。)

ただ、例年では調子の悪い低標高地の園地は、なかなか調子が良かったりします。
不思議なものです。
なにか、寒波が来たタイミングなどによって、芽の進み方、凍み方が影響したのかな?といろいろと考えてみるのですが。
はてさて。


だからこそ!

このように、調子の悪い年だからこそ、人工授粉を徹底し、結実確保を目指しています。
樹勢が強くならないように、弱らないように、適正な樹勢を目指し、秋には美味しい果物をお届けできるように心がけているところです。