_果樹園の記録

パッキングを考えること(2010.12.23)

ふくわらびでは、何よりもまず、栽培技術の向上に励んでいます。
しかし、時に、果物や加工品がお客様のお手元に届く場面に思いを巡らせます。

生産者は、小売の現場とはかけ離れているため、実際、最終的に手にされる方のお気持ちに接する機会は多くありません。
ですから、ついつい、生産現場の都合ばかりを優先させてしまいがちになります。生産現場では、効率的な(コストをギリギリに押さえる)梱包方法が採用されていくものだと思います。それに反する効率の悪い梱包は、採算が合わず、再生産の支障になる負の可能性も含んでいます。
しかし、今のご時世、まずは果物を好いてもらえるような工夫をしていく必要があります。

どのようにしたら果物や加工品を最後に手にされた方に喜んでいただけるのだろうか。


最近、通常の梱包とは異なる要望や、それに応える梱包資材(製品)がありますので、ご紹介します。

(1)りんごの小梱包

「みんなが集まるので、りんごをちょっとしたお土産として包めないか」
そんなご要望がありましたので、写真のような、小包を用意させて頂きました。
勿論、出荷組合が作るお持ち帰り箱もあるのですが、熨斗を貼りたい、とのことでしたので、梱包資材を探してみたところ、このように(↓)なりました。

 

この箱は、そのままでは送れないので、これを緩衝材に包み、一回り大きなダンボール箱に詰めての出荷となります。

なお、写真のリンゴは、「ふじ」と「グラニースミス」です。

(2)ジュースやジャムの化粧箱詰

ジュースは、当園からの通常発送の場合、ダンボール箱にお詰めしています。
これは、運送時の破損事故を考慮してのことです。
しかし、やはり化粧箱の方が見映えがよい。
写真は、ジュースとジャムの詰め合わせをされる場合にどうぞ、と資材メーカーの方が試供品をお持ちくださったもの。
ジャム用に、きちんと間仕切りが用意されており、安心して発送できそうです。

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化粧箱を使用する場合は、外側をエアークッション(プチプチ)で包んでの発送となります。(専用のエアークッション袋があります。)

(3)ジャムの木箱詰

受け取られた方に、木の香りと共に送られてくる田舎からの小包を楽しんで頂ければ、そう思い、木箱を用意してみました。
写真の木箱は、高山市のとある木工所で、「端材を取ってあるから、それで作ってみるよ」と言って頂き、実現したもの。
「昔の人は、きちんと端切れを取っておいて、無駄なく使うんや」とは、別の、飛騨の匠のお言葉。
果樹園探訪会に来られた方にお土産としてお持ち帰り頂いたり、孫の内祝に使ってみたりしました。

木箱の製作日数がかかりますし、思いの外、梱包に手間取ってしまうので、ご注文から発送までに猶予を頂く必要があります。
また、発送には、写真(↓)のような紙袋に入れて行ったり、ダンボールでくるんだり、エアークッションでくるんだり、とします。


なにかの使い物にしたい、ちょっとした贈り物を用意したい、等々、ご要望がございましたら、どうぞ、お問い合わせ下さい。
ただし、ご用意できるまでに、時間を見て頂く必要がございます。また、緩衝材がより必要になる、梱包が幾重にもなる、といった資材の性格上、割高とならざるを得ません。
もし、こんな果物/加工品/梱包だったなら、もっと良くなるのではないか?とアイデアやご意見等ございましたら、お寄せ下されば幸いかと存じます。