_果樹園の記録

一つなり摘果のさなか(2009.06.05)

花そう摘花が終わり、今は「一つなり摘果」を始めています。花そう(株)の中で、果形や果柄の条件がより良いものを残していく作業です。逆に、霜害果(サビ果)や虫害のあるもの、十分に種の入っていないものなどを落とす作業となります。


霜害果

霜害も明らかになってきました。特にふじでは、中心花が霜害に遭い、側花のみが残り、授粉−結実したようです。(品種;ふじ/6月5日撮影)

写真は、つがるの霜害の様子で、果実の真ん中に、輪っかにサビが入ったもの。これを通称「はちまき」というそうです。(品種;つがる/6月3日撮影)

ちなみに、お尻の部分にサビができたものを、通称「座布団」というのだとか。


リンゴハナゾウムシの被害花

今春は、リンゴハナゾウムシなるものが発生しました。
当園でこの種が確認されたのは初めてのこと。リンゴの花が咲き始める頃に発生し、リンゴの花に卵を産むのだそうです。
丁度、花そうにとりついているところを撮りました。(品種;レッドゴールド/5月2日撮影)

既にミツバチ(リース)の放飼をしており、忌避剤などもミツバチのりんご樹への来訪や、あるいは幼虫に悪影響を及ぼすのではないか、と懸念し、とても歯がゆい時間を過ごしました。
特に王林の被害は甚大で、残った花も霜害か、授粉せずに全て落ちた花そうも見受けられました。(品種;王林/5月18日撮影)

このゾウムシの発生には、いろいろな理由が想定されますが、化学合成農薬の使用を減らすことと、害虫の発生を抑えていくことのバランスについて考えさせられた春でした。