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1_はじめまして

ふくわらび(福蕨)は、高山市の宮峠、日本海と太平洋を分かつ分水嶺の近くに位置し、海抜750〜780mの高冷地で果樹を栽培しています。

園地面積は、およそ1.5ha。ささやかな広さの園地で、りんごを主に栽培しています。
梅雨明けぐらいから年末にかけて(あるいは翌年の2月、3月まで)、いろいろな作目の果物が食べられる果樹園にしていきたいと考えており、りんごの他に、桃、梨、洋梨、ブルーベリーなどを栽植しています。

1975年頃、有吉佐和子の『複合汚染』を読んで以来、『有機質肥料+減化学合成農薬』を栽培方針としています。
特別の農法ではありませんが、『一昔前の作り方』に似ています。
当園の果物は『昔の味』がすると言われることがありますが、こうした作り方による色や形、味の果実になっていると思います。


2_栽培方針 『小説・複合汚染』を読んで・・・

1975年頃、有吉佐和子の『複合汚染』を読んで以来、栽培方針を大きく変えました。有機質肥料を土づくりの基本とし、また農薬、特に化学合成農薬の使用を減らすよう努力をしてきました。
化学合成農薬の使用について、桃では、比較的容易に、散布回数を減らす可能性を見いだすことができました。しかし主な作目のりんご栽培において、意図した通りに化学合成農薬の使用を減らすことは困難で、現在でも試行錯誤を繰り返しています。
この数年は、小さな圃場を設け、りんごの減農薬栽培の可能性を検討してきました(右写真)。そこで得られた知見は少なからずあり、今後のりんご栽培に還元していけるよう、検討しています。

有機質肥料

陸海の、さまざまな動植物を材料にして作った有機質肥料を施しています。微生物の働きを借りながら土づくりを行い、木々を、果実を育てています。

減化学合成農薬・・・「収穫前の無化学農薬期間」

環境ホルモンの疑いがある化学合成農薬の使用を減らすようにしています。性フェロモン剤や忌避剤、植物を原料にした農薬、無機の農薬を積極的に使用します。特に、「収穫前無化学農薬期間」(化学合成農薬の最後の散布から収穫までの期間)を重視し、果実の生育期後半では、有機農業で使用が認められているもの、例えばボルドー液などを使用します。また、草生栽培を旨とし、除草剤は使用しません。