_季節のご挨拶>2020年01月

季節のお便り・・・一月「寒中お見舞申し上げます」(2020.01.21)

旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。

大寒といいながら、とても暖かい冬となっておりますが、皆様にはお変わりございませんでしょうか。
全国各地のスキー場の雪不足が話題になっていますが、今冬の異様な暖かさに、驚きと不安を感じています。こんな雨量で、春を無事、迎えられるのかと早くも心配になってきます。もちろん、冬の降水量が少ない産地もありますが、当地は雪解けの水があっての春なのですから。

さて、一昨年の台風の爪痕、春先の霜害、雹害などが重なった結果、昨年の収量は7 割を切り、50 数年の歩みの中で最も悪い作柄となりました。消費増税と軽減税率の対応などで経費も余計にかかり、はて、これからどうしたものかと悩みつつ、新年を迎えました。
しかし、重苦しい気持ちを抱えていても、剪定道具を準備し、どこから手を付けようかと園地を回っていると、つい、新しい苗木を植える場所を探してしまいます。

皆、同じように年を取っています。体力的にちょっときついな、と思う作業が増えています。
さらに、台風等の自然災害は毎年のように発生し、また、グローバル経済だ、なんだと、農業を取り巻く環境はさらに厳しく、果樹園の合理化を進めていかないと経営がもたないように感じます。(農業にグローバルを適用すること自体、無理があるように思いますが。中小規模農家や家族労働が、農地やムラの維持に有効との見方もあるようですし。)ですから、品種構成もシンプルにし、効率よく仕事ができるように作り変えていく必要があります。
数年前、知己の、果樹農家が「これからは品種構成を単純にしていく」と話していて、その時は、もったいない!どうして?と疑問に思いましたが、今になると(その時の彼の年に近づくと)、なるほど、こういうことかと納得させられます。

しかし、りんごの苗木カタログには、毎年のように新品種が載ってきます。「錦秋」や「しらかみ」は、食味も良さそうだし、収穫時期も魅力的です。知ってしまうと、迷い、迷った挙句、苗木を注文したり、新植の場所を検討してしまいます。

今年も、美味しい果物、楽しんでいただける果樹園を目指して、努力していきたいと思っています。
ご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます。

(雪がない1月の園地)


りんごの個性

先日、長野県にて開催された剪定講習会に行きましたが、その際、講師の方に「シナノホッペ」や「高徳」といった品種を薦められました。
「シナノホッペ」は、カタログには300 グラムとありますが、「250 グラムもいかないな。」というので、結構、小粒。しかし「あれは作るといいよ。」
「高徳」は(当園でも1 本だけ残っていますが)、200〜250 グラム程度の、小粒に作ることで特徴が発揮されると思うのですが、それがまた、評価されている様子。
小さくとも良し、ということでしょうか。

また、ここ数年、注目している品種に、「きみと」と「青林(せいりん)」があります。
実際に生ってみると、どちらも、外観がよろしくない。果皮が粗く、形もきれいな円形とは程遠い。「青林」は、さらに玉ぞろいが悪い。よくぞこんな品種を世にだしたものだと思うのですが、味や香り、硬さなど、とても面白いです。

色々な品種がありますが、作り手の「理想のりんご」の外観イメージ(大玉で、紅く、丸か縦長)が先行し、品種が選別されたり、特徴が損なわれたりすることが少なからずあるようです。
いろいろな品種の個性を認め、特徴が発揮されるような作り方、売り方が拡がれば、りんごの世界はもっともっと楽しくなると思うのですが。

味覚の話

「デブ味覚」と「痩せ味覚」という話を聞きました。
旨味(アミノ酸)を感じるようにトレーニングすることで、濃い味付けを必要としなくなり、結果、ダイエットにつながるとか。
旨味(アミノ酸)を感じることで、健康的でいられるということかなと解釈したのですが。逆に、農作物の作り手からすれば、濃すぎず、甘すぎず、旨味がよく伝わるような果実を作ることが大切なのかなと考えさせられました。

四十数年前、当園で、化学肥料を使わなくなった時、果物の糖度が思うようにあがらなくなりました。しかし、かえって「昔の味がする」と評されるようになりました。
糖度が重視される昨今、「甘くない」と言われ、迷うこともしばしばありますが、それでも、旨味のあるりんごを求めていきたいと改めて思うのでした。

また、当園はいくつかの圃場に分かれています。まだまだ土も樹も若い圃場、果実は小粒だけれども、品質や熟期などのバランスが取れている圃場、大玉になる、しかし完熟するまでに時間を要する圃場、それぞれに特徴があります。全ての圃場で、毎年、納得できるような品質のりんごが獲れるとは限りません。(年によっては、生食用の販売を取りやめる箇所もあり、つらい思いをすることもあります。)
それぞれの圃場の特徴を理解し、品質を揃えられるよう、整枝・剪定や施肥、品種などの技術を習得し、うまく使い分けれるようになりたいものです。


ふくわらびのくだもの−りんごのご案内−

りんご、在庫ございます

現在、冷蔵庫には「ふじ」や、やや小ぶりな青りんごを貯蔵しています。よろしければ、どうぞご利用ください。

価格(ふじ、他)

ご自宅用(18 玉入り) 3,000 円/5k 箱

※18 玉サイズの在庫が無くなりましたら、20 玉サイズ(20 玉入り、2,500 円/5k 箱)のお届けとなります。
※「ふじ」以外の品種も多少、在庫があり、詰め合わせできます。

加工品‐ジュース、ジャム‐

りんごジュース

すりおろし果肉入り 750 円 / 1L
ストレートタイプ 750 円 / 1L

ジャム

りんごジャム(紅玉) 430 円 / 200 g
りんごジャム(むつ、ふじ) 430 円 / 200 g
りんごバタージャム 540 円 / 200 g
ブルーベリージャム 750 円 / 200 g

送料

送付先1箇所につき、1箱800 円、2箱900 円、3箱以上1,100 円。

□貯蔵りんごについてお願い

りんごは、蜜入りを確認してから収穫していますが、収穫から時間が経ちますと蜜は見えにくくなります(「蜜」はソルビトールと水ですが、果糖に変化するそうで、「蜜が散る」とかいいます)。
また、収穫から時間が経ちますと、どうしても内部の傷み(内部褐変)が進みます。故障果を除く努力しておりますが、何分、外観からは傷みが判断できません。混入する可能性もございますが、ご容赦下さい。

□りんごの保存方法

りんごは、温度の変化を受けたり、暖かいところに置かれると、急速に鮮度が失われます。袋に入れ、冷蔵庫(0℃ないし少し高め)に入れるなどして頂くと、貯蔵性があがります。


ご注文/お問い合わせ先

ご来園や、くだもの、ジュース、ジャム等のお問い合わせ、ご注文は、下記までご連絡下さい。
また、近くにお越しの際は、是非、お立ち寄り下さい。園主が果樹園をご案内いたします。

 福蕨(ふくわらび)
 509-3206 岐阜県高山市久々野町山梨88-14
 TEL 0577-52-2494 / FAX 0577-52-2994
 e-mail hukuwarabi@hidatakayama.ne.jp
 url http://hukuwarabi.net

ご注文承り書(FAXならびに郵便でのご注文にお使い下さい)

ご注文承り書(りんご)
ご注文承り書(ジュース、ジャムなど)

*お願い*

ご来園にて購入をご希望の方は、予めご連絡を下さいますよう、お願い申し上げます。