_季節のご挨拶>2019年05月

季節のお便り−五月「摘果を進めています/霜害に、まだまだ学ぶこと多く」(2019.05.30)

果樹園も、周りの山々も、日に日に緑濃く、朝、歩いて、とても気持ちよい色合いとなってきました。時には一足早い暑さ、しかも酷暑に困惑してしまうような日もありますが、お健やかにお過ごしでしょうか。

もう一月ほど前のことになりますが、4月28日の朝、氷点下3℃まで下がりました。ちょうど桃やりんご、梨の開花期あるいは開花直前といった時期だったので、花が凍ってしまう「霜害」が発生しました。前日に雪が降ったことも影響したのか、かつて経験したことが無い被害となりました。
りんごでは、中心花(花叢=1つの芽からでた5〜6つの花の集まりの中で、中心の、一番に咲き、大きな果実になる花)はほぼ絶望的となりました。中心花のみならず、花叢全ての花蕾が凍り、今年は全く実を着けない樹も何本もあり、むつや秋映、すわっこといった品種はほぼ皆無です。また、今まで桃で霜害というものを経験したことが無かったのですが、「あかつき」などは今年の収穫物があまり期待できません。
「五月三日の大霜」というのをよく親に聞かされますですが(私(46歳)が生まれる前のこと)、その時もこんな感じだったのでしょうか。
生産者が集まれば、自然と、被害の大きさへの驚きとその原因に話が向きます。台木の種類で被害の程度が異なるとか、昨夏の渇水時の対応で差が出たとか、品種による開花時期の違いや、暖冬だった割に4月が冷え込んで、樹の体力が消耗したのではないか、とか。どれもこれも、思い当たる理由ばかり。年々、農業に厳しい状況になっているように思います。自然の変動に柔軟に、強い果樹園となるよう、努めていきたいものです。

現時点で、本年の収量は例年の7割程度になるかと見込んでいます。一昨年は小玉で未熟果が多く、昨年は台風に直撃され、さらに・・・、と落胆してしまいますし、先々のことがとても不安になってきます。(転職なんて言葉が頭をよぎったりもしました・・・。)
しかし、落ち込んでばかりはいられません。摘果を早く進めないと果実は小さくなる、しかし1樹あたりの果実の数が少なすぎると、樹勢が強くなり、残った果実の品質や来年の花芽の形成に良くない影響を及ぼすことが懸念されます。こういった状況ではどういった作業が適切なのか、どのような枝であれば美味しい果実が採れるのか、実り少なくとも、情報を集め、学び、少しでも良いものが収穫できるよう、最善の努力をしていきたい。そう思いながら、摘果作業を進めています。

梅雨も間近となっています。どうか体調を崩されませんよう、ご自愛ください。

(陸奥;花が咲かず、青々としています。)

(蕾を割ると、茶色くなっています。)


りんごの樹形

春のある日、知人が、違う町の、ある果樹園に関して、疑問を口にしました。
「あそこでは何を作っているんですか?」
同じ、りんごであることを伝えると、驚き、こう言いました。
「りんごって、枝が下がっているものではないんですか?」

「枝が下がる」とは、下垂枝を用いた樹形のこと。
特に「ふじ」では、落ち着いた下垂枝に品質の良い果実が生るといわれています。

当地では、故・古田和三郎氏が20年以上に渡って、長野県飯田市から通い続け、剪定や摘果を指導してくださいました。
また、2013年からは、古幡芳明先生(長野県山之内町)に、先生の下垂枝を用いた整枝・剪定技術を教えていただこうと、足を運んでいただいています。
こうした指導が、少しずつではありながらも、確実に蓄積し、樹形として表れ、それが消費者の目にも映っているんだと、そう実感しました。
久々野は本当に小さな産地ではありますが、技術が蓄積されていくことが、とても嬉しいことに感じられました。

果樹園散策のご案内

今春、りんごの花が咲く頃に、何組かのお客様がご来園くださいました。霜害に遭い、厳しい状況の中、とても元気をいただきました。ありがとうございました。
当園では、お客様に果樹園をより知って頂こう、また、お客様の果物に対する嗜好や生産者への希望などをお聞きしたい、そう思い、1時間ほどの果樹園探索にお誘いしています。近くにお越しの際は、是非、お立ち寄り下さい。(要予約、参加費千円/組、季節によっては試食して頂けます。9月から11月上旬までがお勧めです。)

モミの木を植えました

台風に備え、園地の南側には防風ネットを設置しています。しかし、昨年の台風は強く、ネットだけでは防ぎきれないことを痛感しました。「やはり防風林を育てねば」と。
これまで、防風林にはイチイやヤナギを用いてきました。イチイは大きくなるまでに時間がかかり、ヤナギは毎年、3〜4m生長するので、切り詰めなければならず、おまけに意外に風に弱いという印象があります。そこで今春は、モミの苗木を購入し、防風ネットの内側に植えました。
モミは、成長も早く、防風効果も期待できるとのこと。いざとなれば(?)、クリスマスツリーにもできますし。


通販のご案内−ジュース、ジャム−

この季節は、りんごジュースやジャムをお届けしています。ご自宅で楽しんでいただいたり、また夏の贈り物にお使い下されば幸いです。

りんごジュース(ストレートタイプ/すりおろし果肉入り、各750円(税込)/1L)
美味しい果実が美味しいジュースになる、そう思い、生で食べても美味しい果実を選び、『りんごの果汁らしさ』が一瓶に詰まるよう努力しています。そのままでも、他のものと割ったり、凍らせたりしても美味しいそうです。

りんごジャム(「ふじ+むつ」「ふじ+グラニースミス」各430円(税込)/200g)
りんごの果実を煮てとろけさせた、そんな味、食感が素直に感じられるジャムです。

りんごバタージャム(540円(税込)/200g)
りんごジャムとバターを混ぜ合わせた「りんごバター」。パンにいかがでしょうか。

ブルーベリージャム(750円(税込)/200g)
園地の一画で、少しだけブルーベリーを栽培しています。穫れた果実はジャムに。砂糖控えめに、甘酸っぱい味に。糖度40度以下。

ジュース、ジャムのセットと価格(税込価格)

①りんごジュース2本入 1,500円
②りんごジュース3本入 2,250円
③りんごジュース6本入 4,500円
④ジュース1本+りんごジャム3瓶 2,040円
⑤ジュース2本+りんごジャム3瓶 2,790円
⑥りんごジャム3瓶入 1,290円
⑦りんごジャム6瓶入 2,580円

※ ジュース、ジャムの数や組み合わせは、ご希望に応じて調整致します。
※ ブルーベリージャムもお使いいただけます。
※ 熨斗、梱包方法など、できる限り対応させて頂きます。アイデア、ご要望がございましたら、どうぞお寄せ下さい。

ギフト箱での詰め合わせ(200円)

ジュース用ギフト箱(既製品、2本入り/3本入り、200円)をご用意しています。(ジュース、ジャムは重量品で、ダンボール箱梱包が基本となります。)ジュースとジャムの詰め合わせも可能です。
また、ジャム3瓶入り、6瓶入りのギフト箱も、ご希望でしたらお取り寄せ致します。

送料

送付先1箇所につき、1箱800円、2箱900円、3箱以上1,100円。

ご注文/お問い合わせ先

ご来園や、くだもの、ジュース、ジャム等のお問い合わせ、ご注文は、下記までご連絡下さい。
また、近くにお越しの際は、是非、お立ち寄り下さい。園主が果樹園をご案内いたします。

 福蕨(ふくわらび)
 509-3206 岐阜県高山市久々野町山梨88-14
 TEL 0577-52-2494 / FAX 0577-52-2994
 e-mail hukuwarabi@hidatakayama.ne.jp
 url http://hukuwarabi.net

ご注文承り書(FAXならびに郵便でのご注文にお使い下さい)

ご注文承り書(ジュース、ジャムなど)

*お願い*

ご来園にて購入をご希望の方は、予めご連絡を下さいますよう、お願い申し上げます。