_季節のご挨拶>2018年11月

季節のお便り・・・一月「寒中お見舞い申し上げます」(2019.01.18)

旧年中は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。

2018年は、花咲く頃の雹、夏の大水や干天、高温、秋の台風と、農業という自然相手の仕事の難しさを痛感させられました。特に、化学合成農薬を減らすことは天候の影響を受けやすく(もともと利益率の低いことをやっているわけですから)、栽培方法を見直さなければならないのかと迷うこともしばしばでした。しかし、皆様の暖かいお言葉、お気遣いに励まされ、まだまだ頑張ってみようという思いとともに新年を迎えました。感謝申し上げます。
また、こういう時は何かと失敗も多く、ご迷惑をお掛けしたことと思います。心よりお詫び申し上げます。

さて、新年を迎え、この異様な暖かさ、雪の少なさに、りんごの樹はしっかり休眠しているだろうか、春の水は大丈夫だろうかと気になりつつ、一年の計を考えています。特にこの剪定の時期、りんごの樹形のことが常に頭のどこかにあります。効率よく作業でき、しかも果実品質が良い仕立て方(樹の大きさ、枝、果実の着け方)が理想です。
昨夏の自然条件は樹そのものへのダメージも大きく、それだけに多くを学びました。
品種の違いもありましたし、台木による差も見られました。特に台木について言えば、わい性台木(樹がコンパクトになる台木)を使った圃場では、全体に樹が衰弱してしまったようで、果実も小粒になったり、完熟せず、収穫するまでにいたらなかった樹もありました。対し、喬木性の台木(マルバカイドウ)を用いた樹には、底力があるように思われました。喬木になるほどに根が強く、自然条件に左右されにくいという、わかりやすい理屈です。
しかし喬木性の台木を用いると、樹が一人前になるまでに40年を要するといいます。今、植えたとして、それが成木となる頃、私はもう剪定できないかも知れません。また大きくなる分、管理も大変になります。
それでも、今春はマルバカイドウを台木に、いろいろな苗木を作る予定にしています。そして、この苗木を少しでも早く成熟させるような剪定を学んでいきたいと思っています。
経営が成り立たなければ元も子もありませんが、しかし、美味しくて、笑顔になれるような果物を、次の世代に残る果樹園を作っていきたいと願いながら、この一月を過ごしています。

思うような結果が得られることは少ないですが、今後もよりよい品質を目指し努力していく所存です。本年もどうぞ、ふくわらびのくだものをよろしくお願い申し上げます。


フクロウやアップルペクチン

フクロウやアップルペクチンなど、しばしばテレビでりんごが話題になっているようです。

ネズミの食害を防ぐというフクロウ、当園でも、巣をかけたことがあったのですが、カラスに攻撃されてしまったとのこと。残念です。しかし、時折、道路端の電柱にとまっていたり、木立の中から「ホー、ホー」という鳴き声が聞こえたりします。近くにいるんだと思うと、嬉しくなります。
ちなみに、今、果樹園でネズミを獲ってくれる動物は「キツネ」です。朝には、とことこと園地を歩く姿が見られます。

最近では、アップルペクチンが話題になったとか。
それを聞き、以前、青森県りんご協会の斡旋で買った『林檎の力』(田澤賢次、2012、ダイヤモンド社)を思い出しました。りんごやアップルペクチンの効能と、放射能のことがわかりやすく書かれた本ですが、買ってからずっと本棚に眠らせていて、今、ようやくページをめくりました。そして、今まで開かなかったことを後悔しました。(昨年、小学校で配られた「放射線副読本」に違和感を覚えていたところでした。)

「放射能を正しく怖がり、対処し、自分や子供を守る。」

この本のスタンスに、とても励まされました。


「ぐんま名月」や「すわっこ」の気難しさ

10月下旬に収穫できる「ぐんま名月」は、好きな品種のひとつですが、蜜が入らない果実、青味果の多さが気になります。また、摘果を強くすると大玉になってしまうし、非常に気難しい品種だと、しみじみ感じています。
剪定講習会の際、先生にその点をお聞きすると、「もともと青味果が多い品種」「開花が遅れた芽の果実は青くなる」などなど、いろいろと教えてもらいました。
教えを乞うて、ますます気難しい。
しかし、どのような剪定が、摘花/摘果がよいのか。人工授粉が必要か。肥料か。俄然、やる気になってきました。

また、「すわっこ」(9月下旬)の、蜜入りのよさ、味の濃さ、収穫時期に惹かれ、この数年、苗木を植えています。しかし、これにも蜜が入らず、逆にえぐ味というか、苦味のようなものが口に残ることがあります。特に昨年は、雨の少なさのためか、良品があまり収穫できませんでした。
これまた、気難しい。

他にも、「こうこう」や「青林」など、捨てがたい品種がいくつもあります。しかし、いずれも良品生産は容易ではなく、「ふじ」と違う難しさがあります。これらの魅力をお届けするために、この気難しさとどう付き合うか。思案しています。


ふくわらびのくだもの−りんごのご案内

りんご、在庫ございます

現在、冷蔵庫には「ふじ」や、やや小ぶりな青りんごを貯蔵しています。よろしければ、どうぞご利用ください。

価格(ふじ、他)

ご自宅用(15〜18玉入り) 3,300〜2,800円/5k箱

※18玉サイズの在庫が無くなりましたら、20玉サイズ(20玉入り、2,300円/5k箱)のお届けとなります。
※「ふじ」以外の品種も多少、在庫あり、詰め合わせできます。

貯蔵りんごについてお願い

りんごは、蜜入りを確認してから収穫していますが、収穫から時間が経ちますと蜜は見えにくくなります(「蜜」はソルビトールと水ですが、果糖に変化するそうで、「蜜が散る」とかいいます)。
また、収穫から時間が経ちますと、どうしても内部の傷み(内部褐変)が進みます。故障果を除く努力しておりますが、何分、外観からは傷みが判断できません。混入する可能性もございますが、ご容赦下さい。

□りんごの保存方法

りんごは、温度の変化を受けたり、暖かいところに置かれると、急速に鮮度が失われます。袋に入れ、冷蔵庫(0℃ないし少し高め)に入れるなどして頂くと、貯蔵性があがります。


加工品‐ジュース、ジャム‐
りんごジュース

すりおろし果肉入り 750円 / 1L
ストレートタイプ 750円 / 1L

ジャム

りんごジャム(紅玉) 430円 / 200 g
りんごジャム(むつ、ふじ) 430円 / 200 g
りんごバタージャム 540円 / 200 g
ブルーベリージャム 750円 / 200 g

その他−熨斗、ギフト箱など、ご用意します

熨斗等を御入り用の方はどうぞその旨、お知らせ下さい。
また、ジュース用ギフト箱(既製品、2本入り/3本入り、200円)をご用意しています。ジュースとジャムの詰め合わせも可能です。おつかいものなどでご要望がございましたら、お申し付けください。


送料

送付先1箇所につき、1箱800円、2箱900円、3箱以上1,100円。

ご注文/お問い合わせ先

ご来園や、くだもの、ジュース、ジャム等のお問い合わせ、ご注文は、下記までご連絡下さい。
また、近くにお越しの際は、是非、お立ち寄り下さい。園主が果樹園をご案内いたします。

 福蕨(ふくわらび)
 509-3206 岐阜県高山市久々野町山梨88-14
 TEL 0577-52-2494 / FAX 0577-52-2994
 e-mail hukuwarabi@hidatakayama.ne.jp
 url http://hukuwarabi.net

ご注文承り書(FAXならびに郵便でのご注文にお使い下さい)

ご注文承り書(りんご用)
ご注文承り書(ジュース、ジャムなど)

*お願い*

ご来園にて購入をご希望の方は、予めご連絡を下さいますよう、お願い申し上げます。