_季節のご挨拶>2018年1月

季節のお便り・・・一月「寒中お見舞い申し上げます」(2018.01.11)

旧年中は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。

2017年は、果樹にとってあまり良い年とは言えませんでした。しかし、葉を落としたりんごの樹に雪積もる果樹園で、新年への思いを持ちながら年を越すことができました。これも偏に、ふくわらびの栽培を支えて下さっている皆様のお陰と心より感謝するとともに、至らぬ点もあるかと存じますが、今後ともよろしくお付き合い下さいますようお願い申し上げます。

さて、りんごの樹が冬の眠りにつき、剪定の時期となりました。この剪定の時間は、それぞれの品種に、どのような色や形、食味になって欲しいのかを思い描く時間でもあります。
この品質について、昨年12月22日の日本農業新聞に、農研機構が、リンゴのおいしさがみずみずしさにあることを突き止め、そのみずみずしさ(ジューシーさ)を数値化したという記事がありました。「①含水率が高い②果肉硬度は13ポンド以上③細胞間隙水の割合は4%以上ーーで果汁が多く、おいしく感じることを確認」したとのこと。「みずみずしくて、硬いリンゴが好き」という声をお聞きしますが、それがこうやって数値化されたのです。
これを読み、「糖度」や「酸度」ではない指標が示されたことに、とても新鮮な感じがしました。
今、くだものの美味しさといえば、まず「糖度」となります。店頭に糖度計を置いている話や、「糖度」が上がる台木の利用を薦める論文など(しかし、その台木では果汁が少なく、かすっぽくなる経験をしました)。この偏向した空気に変化の時が来た、栽培方法も、販売方法も変わるかもしれないと、感動を覚えました。

もちろん、みずみずしさだけでなく、糖度や酸度、アミノ酸などからくるうま味なども相俟って、果物の美味しさは作られます。
また、もともと果汁が少なく、ねっとりした「金星」、とても軟らかく、傷つきやすい「清明」も、好きな品種の一つです。
しかし、それはそれとして、りんごも桃も果物(水菓子)なのだから、みずみずしさを、そのための栽培方法を模索したい、そんなことを思いながら机に向かっています。

小寒を過ぎての雨に戸惑いましたが、また寒さ厳しく天気も荒れる様子。風邪などお召しになられませんようご自愛ください。


ふじの系統

ひとつに「ふじ」といっても、外観や食味が異なるいくつもの系統(枝変わり)があります。
10年くらい前、それらの中から2つ選び、増やすことにしました。一つは外観が美しく、実は硬く、肉質がよいとされるもの。もう一つは、食味が極めて良いとされるもの。
ようやくそれらが結実するようになったので、比べてみると、前者は、確かに外観美しく、いかにも「ふじ」らしい味がします。
後者は、色も形も決して良いとはいえず、売りにくい。しかし、外観が青そうに見えても、切ってみれば蜜入りよく、食してみると何とも言えない味がある。「ふじ」というよりも、以前、栽培していた「北斗」や「ハックナイン」という品種に似ています。
色や形がひっかかりますが(経営的にいいのかどうか、わかりませんが)、食べると幸せな気持ちになれるので、この系統も伐らずにおこうと思います。

この雪が溶け、春が来たら、8〜10月に収穫できる新品種の苗を植えます。秋になれば、いつでも、そしていろいろなりんごを楽しんで頂ける果樹園でありたいと考えていますが、2018年も変わらず、品種更新を進めていきたいと思います。


価格改定のお願い

2008年、りんご5kg箱(ご自宅用詰め合わせ)を現在の価格に改定させていただきました。その当時と今を比べると、農薬、肥料、梱包資材など、いずれも価格が1割程度上昇しています。ダンボール箱一つとっても、25円ほど上昇しています。また、消費税も5%から8%に変わりました。
その一方で、果実品質の向上が期待される新しい資材の導入や、収穫物の故障(輸送中の打ち傷)を防ぐための緩衝材の使用、コンビニ払いのご要望に応えるための環境整備など、サービス向上に努めてまいりました。

これら経費の上昇に対し、もともと利益率が低い農法ですので、新しい技術の導入や作業しやすい園地づくり、夜間作業などで、生産〜収穫〜出荷のコストを押さえるよう努力してきました。しかし、昨秋からの資材の値上げに、現在の形での再生産が(体力的にも)難しくなってまいりました。
かといって、より安価な肥料を使って品質を落としたり、化学物質の多用による合理化等で安全面において後退することは、これまで当園を支持し、育ててくださったお客様の御期待に反することと考え、4月より価格を見直させて頂きたい所存です。(りんご一箱につき100〜200円、ジュース、ジャムは一瓶10〜30円の値上げを検討しています。)
何卒諸事情をお察しいただき、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


ふくわらびのくだもの−通販のご案内

現在、冷蔵庫には「ふじ」のこぶりな果実が貯蔵されています。(これをなんと呼ぼうか、子供らは「こふじ」「ころりん」「りんこちゃん」「こたまちゃん」「ちびりん」等々、話し合っていました。)よろしければどうぞご利用下さい。
また、りんごジャムとバターを混ぜ合わせた「りんごバター」を加工してもらっています。近々、できあがる予定です。興味がございましたら、お試し下さい。(1月下旬より発送予定。)

りんご「ふじ」

ご自宅用(18玉入り) 2,800円/5k箱
ご自宅用(20玉入り) 2,500円/5k箱
※18玉サイズの在庫が無くなりましたら、20玉サイズのお届けとなります。
※「ふじ」以外の品種も多少、在庫ございます。

ジュース、ジャム

りんごジュース

すりおろし果肉入り 720円 / 1L
ストレートタイプ 720円 / 1L

ジャム

りんご(ふじと陸奥) 410円 / 200 g
りんご(ふじとグラニースミス) 410円 / 200 g
ブルーベリージャム 720円 / 200 g
りんごバタージャム 520円 / 200 g

貯蔵りんごについてお願い

りんごは、蜜入りを確認してから収穫していますが、収穫から時間が経ちますと蜜は見えにくくなります(「蜜」はソルビトールと水ですが、果糖に変化するそうで、「蜜が散る」とかいいます)。特に今年は、蜜が散るのが早く進むようです。

また、収穫から時間が経ちますと、どうしても内部の傷み(内部褐変)が進みます。故障果を除く努力しておりますが、何分、外観からは傷みが判断できません。混入する可能性もございますが、ご容赦下さい。
故障果がございましたら、連絡の上、ご返送下さい。

□りんごの保存方法

りんごは、温度の変化を受けたり、暖かいところに置かれると、急速に鮮度が失われます。袋に入れ、冷蔵庫(0℃ないし少し高め)に入れるなどして頂くと、貯蔵性があがります。


その他−熨斗、ギフト箱など、ご用意します

熨斗等を御入り用の方はどうぞその旨、お知らせ下さい。
また、ジュース用ギフト箱(既製品、2本入り/3本入り、200円)をご用意しています。ジュースとジャムの詰め合わせも可能です。おつかいものなどでご要望がございましたら、お申し付けください。


送料

送付先1箇所につき、1箱800円、2箱900円、3箱以上1,100円。
※10月1日よりヤマト運輸の運賃が値上げとなりました。どうぞご了承下さい。

ご注文/お問い合わせ先

ご来園や、くだもの、ジュース、ジャム等のお問い合わせ、ご注文は、下記までご連絡下さい。
また、近くにお越しの際は、是非、お立ち寄り下さい。園主が果樹園をご案内いたします。

福蕨(ふくわらび)
509-3206 岐阜県高山市久々野町山梨88-14
TEL 0577-52-2494 / FAX 0577-52-2994
e-mail hukuwarabi@hidatakayama.ne.jp
url http://hukuwarabi.net

ご注文承り書(FAXならびに郵便でのご注文にお使い下さい)

ご注文承り書(りんご用)
ご注文承り書(ジュース、ジャムなど)

*お願い*

当園は、果樹園での販売、いわゆる庭売りはしておりません。
ご来園にて購入をご希望の方は、予めご連絡を下さいますよう、お願い申し上げます。