_季節のご挨拶>2016年06月

季節のお便り・・・摘果を進めています(2016.06.09)

夏のように思われるような暑い日もありますが、皆さま、お変わりございませんでしょうか。
日に日に木々の緑濃くなっていくこの季節、この山間の果樹園では、忙しさこそ増しますが、周囲の色の移り変わり、ホトトギスの鳴き声などに楽しませてもらっています。
このところ好天が続き、あまり休みも取れずにいましたが、今日はようやく雨が降り、骨休めと、この頃の果樹園の様子をお伝えしなくてはと机に向かっています。

今年は、とても早くりんごや桃の花が咲き始めました。
りんごの花が咲くと、授粉作業を行います。当園では、りんごや桃の受粉の大半をミツバチにお願いしていますが、「ふじ」に限っては人が授粉した方がよいように思っており、家族総出で(下は保育園児から)「ふじ」の花に花粉をつけてまわります。

この授粉には凡天という、水鳥の羽毛を使った受粉専用の棒(耳かきのようなもの)を用います。これが最も確実に受粉するというのですが、一花一花に花粉をつけていく作業は時間がかかります。
特に今年は、何十本とあるふじの開花時期が重なったことから、いつも以上に忙しい授粉作業となりました。そこで、より効率のよい授粉方法を探しています。既にキウイフルーツや梨で実績のある溶液授粉(花粉を溶液に溶かし、散布する方法)や、ブロワーのような機械やSS(=エスエス、スピードスプレヤー、農薬を散布する機械)で花粉を空気中に散布する方法などがあります。いずれも第一印象はよいのですが、公的機関による検証データなどを見ると、いまひとつ。
来春までの宿題になりそうです。

さて、授粉した果実は、直径が10数ミリの果実に育っています。一つ一つの果形を比べながら、また果実が着いている場所が理想的な枝先かどうかを見比べながら、摘果します(理想的なもののみを残す作業です)。
秋には美味しい果実になることを期待しながら・・・。

2016年もどうぞ、ふくわらびのくだものをよろしくお願いいたします。

(凡天での授粉)


粘土を耕す

管理をお受けし、昨秋、大掃除したお隣の園地のことです。
大掃除をしたので、いろいろなりんごを植えようと、苗木を用意していました。春になり、いざ、植えようと思ったら、おかしい、へんに土が濡れている、とても粘る。しかも嫌気性発酵の臭いがする。これが、粘土というものか。

もともと水が出る場所なので、何本か暗渠を掘り、場所によっては台地にして、水捌けがよくなるようにしておきました。隣接する農地なので(りんごを栽培しておられたし)、これほど土質に違いがあるとは思いもよらず、排水さえしっかりすれば大丈夫だろうと、軽く考えていました。
しかし、甘かったようです。焦りました。

調べると、粘土の土壌改良には、バーク堆肥が有効だとのこと。しかし、りんご園に未熟有機物を入れることは、根の病気を誘発することがあるので、避けたい。そこで肥料屋さんに相談したところ、山砂がいいのではないか、との返答。早速、山砂を混ぜ合わせたところ、格段にさらさらになりました。
これから何十年かかるかわかりませんが、りんごの樹が元気で、そして美味しい果実を生らせてくれる土に育てていきたいです。

(雨が降ると、水がたまってしまいました)

(山砂をもらってきました)


摘果剤について

1つの芽から5〜6の花が咲き、それを果そうと呼び、その果そうごとに最も良い実を1つ選ぶ作業を「あら摘果」といいます。この作業は、大きな果実にするため、また来年も花芽を多く着けるために、満開後30日で終わらせる必要があります。
このあら摘果を効率的にしてくれる薬剤(植物ホルモン剤であり、殺虫剤である薬剤)があります。これを散布すると、一番大きな中心の果実を残して、他の小さな果実が落ち易くなり、摘果労力が2〜4割になるそうです。
当園では、少しでも化学合成農薬を減らしたいという思いから(いつかは使わざるを得ないだろうと思いつつも)、使用をひかえてきました。摘果は大変な作業となり、その分、生産面積も多園の半分ほどがやっとです。大方の消費者団体が使用を認めている資材ですから、まさにやせ我慢。

さて、この5月、孫が生まれ、愛知県まで手伝いにいくことになり、どうにも果樹園に人手が足りなくなりました。満開後30日、間に合わない。
そこで、この薬剤の使用方法について調べつつ(品種毎に使用時期が異なるため)、使うかどうか、ギリギリまで迷いました。
しかし、ふと思いました。「子供が一人生まれたから農薬を一つ増やす、というのは、ちょっと違う。」
ということで、また一年、摘果剤を使わずにあら摘果を行いました。


通販のご案内−ジュース、ジャム−

暑くなったこの季節は、りんごジュースやジャムを発送しています。ご自宅で楽しんでいただいたり、また夏の贈り物にお使い下されば幸いです。

りんごジュース(ストレートタイプ/720円(税込)/1㍑)

美味しい果実が美味しいジュースになる、そう思い、生で食べても美味しい果実を選び、『りんごの果汁らしさ』が一瓶に詰まるよう努力しています。
※2015年産の「すりおろし果肉入りタイプ」は完売致しました。どうぞご了承下さい。

りんごジャム(「ふじ+むつ」410円(税込)/200g)

りんごの果実を煮てとろけさせた、そんな味、食感が素直に感じられるジャムです。

ブルーベリージャム(720円(税込)/200g)

園地の一画で、少しだけブルーベリーを栽培しています。穫れた果実はジャムに。砂糖控えめに、甘酸っぱい味に。糖度40度以下。

ジュース、ジャムのセットと価格(税込価格)

① りんごジュース2本入 1,440円
② りんごジュース3本入 2,160円
③ りんごジュース6本入 4,320円
④ ジュース1本+りんごジャム3瓶 1,950円
⑤ ジュース2本+りんごジャム3瓶 2,670円
⑥ りんごジャム3瓶入 1,230円
⑦ りんごジャム6瓶入 2,460円

※ ブルーベリージャムの詰め合わせも可能です。
※ ジュース、ジャムの数や組み合わせは、ご希望に応じて調整致します。
※ また、熨斗、梱包方法など、できる限り対応させて頂きます。
※ 送料:1箇所につき、1箱700円/2箱800円/3箱以上1,000円


ギフト箱での詰め合わせ(200円)

本年は試しに、ジュース用ギフト箱(既製品、2本入り/3本入り、200円)をご用意しています。ジュースとジャムの詰め合わせも可能です。おつかいものなどでご要望がございましたら、どうぞお申し付けください。

(ジュース2本)

(ジュース3本)

(ジュース1本とジャム3瓶)

(ジュース2本とジャム3瓶)


ご注文/お問い合わせ先

ご来園や、くだもの、ジュース、ジャム等のお問い合わせ、ご注文は、下記までご連絡下さい。
また、近くにお越しの際は、是非、お立ち寄り下さい。園主が果樹園をご案内いたします。

福蕨(ふくわらび)
509-3206 岐阜県高山市久々野町山梨88-14
TEL 0577-52-2494 / FAX 0577-52-2994
e-mail hukuwarabi@hidatakayama.ne.jp
url http://hukuwarabi.net

ご注文承り書(FAXならびに郵便でのご注文にお使い下さい)

*お願い*

当園は、果樹園での販売、いわゆる庭売りはしておりません。
ご来園にて購入をご希望の方は、予めご連絡を下さいますよう、お願い申し上げます。