_季節のご挨拶>2013年1月

寒中お見舞い申し上げます(2013.01.10)

旧年中は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。今冬は、各地で厳しい寒さや悪天候にみまわれているとのこと。皆様、お変わりございませんでしょうか。

果樹園には雪が降り積もり、厳しかった一年の仕事を終えたリンゴの樹も眠りにつき、静かに春の雪解けを待っています。
最近の社会情勢は、農業に厳しくなっていくように感じられます。原発やTPPを前に、子供達に何を残していけるのか、真剣に問われているように感じます。
10年後、20年後も果樹を作り続けていきたい、休眠するリンゴの樹を前に、そう思うのです。

ところで、この冬の到来の早さや厳しさには、驚いたり、困ったりしています。
寒さは、大寒の頃のような厳しさがあります。軒先の温度計が、氷点下20度を記録しましたが、このような寒さ、記憶にありません。枝が凍てつき、剪定鋏の刃がこぼれないか、心配になります。
また、11月中旬に降り積もった雪により、収穫直前の、たわわに実った枝がいくつも折れてしまいました。キクイムシ(カミキリムシの類)が枝の中を食べて空洞にし、弱くなっていたこともあり、あちらこちらで枝折れが見受けられます。今、整枝・剪定を始めて、大事な芯が折れてしまった樹を前に、さてどうしようか、思案のしどころ。

これから、発芽までの3ヶ月ほど、整枝・剪定にかかりきりになります。整枝・剪定と摘花/摘果の善し悪しが、果実品質を左右する大きな要因とされます。ゆっくりとではありますが、より品質の高い果実生産を目指していきます。2013年も、どうぞよろしくお願いいたします。

末筆ながら寒さ厳しい折、一層のご自愛のほどをお祈り申し上げます。


11月上中旬に降り積もった雪

樹上に冠雪し、収穫直前の、果実がまだ、たわわに実った枝がいくつも折れてしまいました。

(2012年11月15日)


干しりんご

この冬、我が家では、ストーブから少し離して網を置き、そこにスライスした林檎を並べて、干し林檎を作っては、お八つにしています。
「陸奥」や「王林」「ふじ」などなど、色々な品種を、試しています。やっぱり「陸奥」がよいように思えます。
以前、このようなことを書いたら、「干しりんご(製品)を欲しい」といった声を少なからず頂きました。そこで、いろいろと調べたり、訪ねたりしてみました。
干しりんごを作る機械には、乾燥からフリーズドライまで、いろいろなものがあり、それぞれに食感が異なるそうです。いずれも、とても高価な装置です。また、そういった設備を備えた工房に、加工を委託すると、非常にコストが高くなり、ちょっとした袋詰めが、スナック菓子の何倍もの物になってしまいます。
しばらくは、ストーブの熱で干しりんごを楽しむのが現実的のようです。(乾燥した地方では、自然乾燥や天日干しもできるかと思います。)


少肥で強めの剪定

この数年の夏から秋にかけての気温の高さは、かつて経験したことが無いほどのことでした。夏の暑さは、樹を衰弱させると同時に、枝が枯れる病気にかかりやすくします。
しかし、秋の暖かさは、リンゴの成熟時期の遅れ(果実着色の遅れ)につながっているのではないかとも思われます。
高温にも耐え、着色の良いリンゴ作りが、一つの課題です。
リンゴに、肥料(窒素)を与えず、強めの剪定をすると、葉内窒素が少なく、結果、果実の着色が良いという調査結果があります。
その園地園地によって、土壌条件、肥料の効き方は異なりますから、この方法が良いのだと一概には言えません。元々、地力が低い園地で、肥料を切らせば、樹が衰弱し、果実品質が低下する恐れがあります。一度衰弱した樹が、再び、勢いを取り戻すには、時間が要ります。
しかし、この気候の変化は、これまでの経験により培われた肥料と剪定のバランスの、再考を促しているように感じられます。


肥料の違い

昨年、園主が不在となったリンゴ畑の管理をお手伝いしました。隣り合う園地のこと、伐られてしまうのも寂しいように感じて、引き受けました。
整枝・剪定や適花/摘果、病害虫防除は、ほぼ、同じように進めています。
しかし、肥料は異なります。先の園主が、果樹化成(化成肥料)を大量に施肥していたので、当園が管理を引き受けてからは、肥料を控えてきました。
さて、「つがる」の収穫期になって、食してみると、糖度はしっかりあります。化成肥料の甘さというのでしょうか。しかし、冷蔵庫にしばらく貯蔵しておくと、不思議に風味が抜けてしまいました。栽培方法も、土壌条件も、さほどに変わるとは考えられません。残るは、肥料の違いが影響したのかもしれないと、驚かされました。
安易に肥料を(安価な物に)代えるわけにはいかないようです。


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やや小玉の果実を、長期販売用(生食用)に貯蔵してあります。ジュースやジャムもご用意しています。どうぞご利用下さい。

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