_季節のご挨拶>2011年8月

残暑お見舞い申し上げます(2011.08.08)

冬がいつまでも続きそうな、そんな一年の始まりでしたが、以降は気温も上がり、植物も遅れを取り戻そうとしている様子。とはいえ、ほんに暑いこと、身体にはこたえます。皆様、お変わりございませんでしょうか。
今季、果樹の発芽や開花は、1週間〜10日間ほどは遅れたでしょうか。そのため、様々な作業が後に詰まってきました。
着果量を管理すると一言でいっても、りんごでは「摘花→あら摘果→仕上げ摘果→見直し摘果」、桃では「摘蕾→予備摘果→仕上げ摘果→修正摘果→袋かけ」といった作業の過程が、それぞれにあります。
果たして、これらの作業を、目標とする期日までに終わらせられるか、非常に心配していました。そして今、なんとかこなすことができ、ほっと一息ついているところです。
りんごや桃も、最初こそ、ゆっくりでしたが、順調に育っています。ただ、平年に比べて、生産量はやや少なくなる見通しです。
今季もどうぞ、ふくわらびの果物をよろしくお願いいたします。


ふくわらびの桃

整枝・剪定の流派−「大藤流」に学ぶこと

この数年、お誘いをいただき、「大藤流」という桃の剪定の流派を学ぶ機会を得ることが出来ました。今春には、その発祥の地、山梨県まで出向き、学ばせて頂きました。
その技術の意図するところは、おおよそ次のようなことだと理解しています。

樹の生理を理解し、逆らうことなく、樹形を作り、適切な樹勢に落ち着かせる。
美味しく、日持ちする果実が得られる、そんな理想的な結果枝(果物がなる枝)を多く配置し、高品質の果実を生産する。

剪定における樹の観察や鋏の入れ方、果実の生らし方、その技術の一つ一つに、非常に納得させられます。
しかし、実際には難しく、少しずつ、少しずつ倣って、自分の技術になるように努めています。

栽培方針

化学合成農薬の使用は、収穫30〜60日前までとします。水和硫黄剤、交信撹乱剤、生物農薬(BT剤、微生物殺菌剤)、スピノサドなどの化学合成農薬とされない農薬を積極的に使用します。
収穫時まで果実袋を掛けたままにしておくことで殺虫剤の使用を減らします。(そのため、淡い桃色の果実となります。)
除草剤を使わず、草生栽培を旨とし、さらに陸海の、様々な動植物を材料にして作った有機質肥料を施しています。

なお、ふくわらびの桃は、上記のように化学合成農薬の使用を減らした結果、病気や虫害の痕がみられたり、収穫後の日持ちが悪かったりします。どうぞご了承下さい。

桃販売のご案内

品種(収穫期の目安)

あかつき(中玉品種) 8月中下旬
滝ノ沢ゴールド(黄) 8月中下旬
まどか 8月下旬〜9月上旬
紅錦香(くにか) 9月上旬
川中島白桃 9月中旬 

※規格、価格等につきましては、直接、下記までお問い合わせ下さい。
※2011年度の生産量は、平年に比べ、やや少なくなる見通しです。ご希望に添えない場合もあるかとは存じますが、どうぞご了承下さい。
※ご贈答用桃の出荷は、8月下旬以降とさせていただきます。

お問い合わせ

ふくわらび(福蕨)
〒509-3206 高山市久々野町山梨88-14
tel : 0577-52-2494 / fax : 0577-52-2994
e-mail : hukuwarabi@hidatakayama.ne.jp
url : http://hukuwarabi.net
※メールアドレスが変わりました。ご注意下さい。


食の未来を不安に思う

東日本大震災の発生から、5ヶ月が経とうとしています。被災された方のこと、子供達のこと、いろいろと思い、胸が痛みます。

農産物の放射能汚染もまた、聞くに耐え難いものがあります。
しかも、あたかも、放射能汚染された生産物を流通させた農家や、放射能汚染された資材を用いた生産者に責任があるかのような、そんな言動まであるようです。
私たち生産者は(その意識に強弱の差こそあれ)、少しでも心身に良いものを、命を紡ぐものを作っていきたい、そう思い、貧しくとも、土地にしがみついてきました。
なのに、何故、こうなってしまったのか。
食はどうなるのか? 子供達の未来は?
出口の見えない、いや、ますます悪化するこの状況に、憤りと哀しみは絶えません。

※ 当園でも、来季分の資材購入前に業者に安全性を問い合わせたりしますが、不安な日々を過ごしています。