_季節のご挨拶>8月

残暑お見舞い申し上げます(2010.08.07)

記録的な豪雨の梅雨が明け、ほっとしたかと思いきや、続くは酷暑。皆様、お変わりございませんでしょうか。
雨も暑さも、記録を更新するような状況は、身体に決して良いわけではないのですから、なにかと心配になってきます。

農作物を作っていて滅多にない天候に遭遇した時、大げさに「開びゃく以来・・」と言ったりもしますが、ふくわらびのある飛騨の高冷地でも、連日の暑さについ、そんな言葉がでてしまいそうです。果物は水菓子といいましたが、水が多すぎても少なすぎてもいけないようで、気が休まる時がありません。

とはいえ、試作中の早生桃や李はしっかりとした味でしたし、病害虫の発生も、昨年のような大きなものはなさそうです。
秋には無事、お届けできるかなと期待しながら、園地を廻っています。
今季もどうぞ、ふくわらびの果物をよろしくお願い致します。

ふくわらび   


果物が美味しくなりますように

「美味しくないと、消費者が離れてしまう。そうなれば、果樹産業が廃れてしまう。だから、請われれば全国、どこへでも足を運び、力になれるよう努力している。」
桃の「大藤流」という剪定方法の、講師(一生産者)の一言。
ふじの剪定技術で名高い古幡芳明氏は、「高品質なりんごを作ってもらえればいい」と、自身の剪定技術のマニュアルを作成されたそうです。
美味しくなるように、そう願って技術をオープンにされる態度には、深く考えさせられます。

ところで、そんな剪定技術を学びに、少人数のグループで行動していますが。
グループの最年長は70をいくつかこえながらも、決して易しくはない剪定技術を採り入れ、樹形改造に取り組む。新品種にも高い関心を寄せる。そんなエネルギッシュな先輩。
良質の果物を作ろうとすれば、いつまでも考えることが続きそう。
そう思う、夏の一日です。


桃のご案内

整枝・剪定の流派があります

数年前のこと。4月になって鷽(ウソ)に桃の蕾を食べられてしまい、本来ならば800〜1,000玉は生るであろう樹に、150ほどしか果実袋を掛けなかったことがありました。経営的には非常に苦しい事態だったのですが、その年の桃の味は忘れることができない、素晴らしいものでした。
その味が「たまたまできたもの」ではなく、せめて三年に一度でも二度でも再現できるようになりたい、そう思い、勉強してきました。特に「大藤流」と呼ばれる弱剪定の流れは、結果枝(実が生る枝)の違いが果実品質に与える影響について、多くを教えてくれました。
鷽が花芽の数を減らしたから美味しかったのか、鷽も食べ残すような花芽が果物になったから美味しかったのか。
今までの栽培方法で良かったと思われる点は残しつつも、枝の切り方や蕾の残し方に、新たな試行錯誤をしています。

栽培方針

化学合成農薬の使用は、収穫30〜60日前までとします。水和硫黄剤、交信撹乱剤、BT剤、微生物殺菌剤、スピノサドなどの化学合成農薬とされない農薬を積極的に使用します。
収穫時まで果実袋を掛けたままにしておくことで殺虫剤の使用を減らします。(そのため、淡い桃色の果実となります。)
微生物の働きを借りながら土作りを行い、果実を育てています。除草剤を使わず、草生栽培を旨とし、さらに陸海の、さまざまな動植物を材料にして作った有機質肥料を施しています。

なお、ふくわらびの桃は、上記のように化学合成農薬の使用を減らした結果、病気や虫害の痕がみられたり、収穫後の日持ちが悪かったりします。どうぞご了承下さい。

品種(収穫期および発送時期の目安)

 あかつき(中玉品種) 8月中下旬
 滝ノ沢ゴールド(黄) 8月中下旬
 まどか 8月下旬〜9月上旬
 紅錦香(くにか) 9月上旬
 川中島白桃 9月中旬

お問い合わせ/ご注文方法

 福蕨(ふくわらび)
 509-3206 岐阜県高山市久々野町山梨88-14
 TEL 0577-52-2494 / FAX 0577-52-2994
 e-mail hukuwarabi@ybb.ne.jp