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3_白いりんご・・・『ボルドー液』を使っています

りんごの果皮についた白い粉は、ボルドー液の石灰です。
ボルドー液は、生石灰と硫酸銅から調製された殺菌剤で、有機農業での使用が認められている資材です。

果皮につく石灰の白い粉は、安全なものにも関わらず、いかにも農薬を多用しているような誤解を与えるので、一般に、収穫間近のボルドー液の使用は避けられます。
当園では、化学合成農薬の最後の散布から収穫までの間隔を長くしたいことから、りんごの生育期後半は(7月下旬より)、ボルドー液を使用しています。

ボルドー液の銅や石灰は、水で洗えば落ちます。

 

『ボルドー液』と「白いりんご事件」

昭和四十年代まで、『ボルドー液』は、主要な薬剤の一つでした。しかしその使用は、次第に避けられるようになりました。その経緯について『青森県りんご発達史』に、次のように記録されています。

───(以下、引用)───

白いりんご事件

 昭和四十六年一一月NHKテレビに、「ある人生、白いリンゴ、農村開業医からの報告」が全国に放映された。りんご生産者ならびに周辺住民の健康をむしばんでいる農薬の恐ろしさを訴えたものである。その直後朝日新聞投書欄に「恐怖つのる白いリンゴ」と題して東京都の一主婦からそれほどまでに農薬散布を必要とするのか消費者は果実の中にまで薬剤がしみ込んでいるのではないかという不安を持っているとの意味であった。
 この投書に対して、青森県りんご試験場から既に猛毒性のパラチオン等は製造を中止していること、また白く染まるのは石灰分で人体には影響がないと回答したが、消費者の誤解と不安を取り除くような栽培法へ漸進すべきであることを示唆した問題として注目された。

(青森県農林部りんご課=編(1974)『青森県りんご発達史第12巻 昭和後期栽培史、剪定史、品種史、病害虫史』より)

───(引用はここまで)───